長期優良住宅とは?認定基準やメリット・デメリットを解説!

公開日:2023/09/15
最終更新日:2023/06/20
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家を建てたり購入したりする際「長期優良住宅」という言葉をよく聞きますよね。認定されることでさまざまな優遇があることで知られる長期優良住宅ですが、具体的にはどのような住宅のことを指すのでしょうか。今回は長期優良住宅の認定基準とともに、長期優良住宅を選択することで生じるメリット・デメリットもあわせて解説します。

長期優良住宅とは?

長期優良住宅とは、簡単にいうと長く安全に住み続けられるように普通の住宅と比べて高い性能や特別な構造を持っていて、なおかつそれを国から認められている住宅のことです。従来の日本は、建物を作っては壊す、いわゆるスクラップ&ビルド型の社会でした。

次々と新しい建物を増やし、必要がなくなったら壊して、また必要になったら別の場所に同じような建物を建てればいいという価値観で社会全体が動いていたのです。しかし、それではもちろん環境的な負荷も大きいですし、エネルギー消費の面から考えても効率的ではありませんよね。

さらに昨今のエコ志向の広がりも追い風となり、社会は「性能がいい建物を作り、メンテナンスを加えながら長く大切に使い続けていく」というストック型へと移行してきたのです。その流れを受けて、たくさんの優良住宅を増やすために設けられたのが長期優良住宅という制度です。

長期優良住宅の認定基準

長期優良住宅として国から認定を受けるには、国が定めている認定基準を満たす必要があります。たとえば新築一戸建ての場合、長期優良住宅の認定基準はおもに以下のようなものになります。

耐震性

壁の配置や基礎、接合部などから割り出される耐震等級が「3」以上であること。さらに、地震が起こっても継続して住み続けるために行う改修がなるべく簡単で済むように、損傷レベルが低減できる措置をとっていること。

省エネルギー性

建物が断熱性に優れていて、断熱等性能等級が「5」以上であること。また、省エネ法によって定められた省エネルギー性能が確保されていること。

劣化対策

建物が建ってから数世代にわたる長い期間が経過しても、問題なく建物が使用できること。具体的には、劣化対策等級「3」相当にプラスして、必要に応じて点検やメンテナンスができるように床下と小屋裏に点検口が設けてあり、床下には330mm以上の空間を確保していること。

維持管理・更新の容易性

配管など、耐用年数が比較的短い部分に対して、適切な維持管理ができるようにしてあること。つまり、建物が3世代ほどにわたり使用可能でも配管などはそれより前に交換や補修が必要になる場合が多いため、メンテナンスがしやすくなっているかということです。

維持保全計画

建築する段階で、将来どのような期間でどのようなメンテナンスを行うのかあらかじめ計画されていること。

バリアフリー性

高齢者が暮らしやすいように、将来バリアフリー化できるかどうか。建築する段階では高齢者がいなくても、そのまま住み続けた場合はいずれ高齢者が住むことにもなりますよね。

バリアフリー化できなければその時点で建て直しや引越しとなってしまうので、長期優良住宅とはいえません。暮らし方が変わっても、なるべく簡単に対応できる、それが長期優良住宅のよさであり目的でもあります。

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅にした場合、メリットはたくさんありますが、中でも最大のメリットは税制上の優遇があるという点です。長期優良住宅の認定を受けられれば、控除や税金の軽減もあるので、その分得することになります。

また、もし売却する場合は長期優良住宅だと資産価値が高くなるので、相場より高値で売却できる可能性も高くなります。さらに、長期優良住宅に認定されているということは地震や災害に強い住宅であるということの証明にもなるため、割引価格で地震保険に加入できることもあります。

保険会社によってそれぞれ適用条件を設けているため、地震保険に加入する際はぜひチェックしてみてくださいね。

長期優良住宅のデメリット

逆に、長期優良住宅のデメリットとしてはやはりコスト面が挙げられます。

いわゆるローコスト住宅とは違い、長期優良住宅だと基準を満たすために建築費用も高くなるうえ、最初に設けた維持保全計画に従ったメンテナンスを行わないと国からの認定が取り消されることにもなるので「今はお金がないからメンテナンスはまだ先でいいかな」というように先延ばしができません。

長期優良住宅にするなら、金銭的にも長期的な目線で計画しておく必要があります。また、長期優良住宅に認定されるためには申請が必要で、その申請が通らないと着工できません。そのため入居までの期間が延びることもあります。

まとめ

このように、長期優良住宅に認定されるにはさまざまな基準をクリアする必要があり、それなりにコストや手間や時間もかかります。

とはいえ、結果として国が認める基準以上の安全性や将来性を備えた住宅にできるということでもあるので、長く住み続ける住宅にするつもりなら長期優良住宅にしておいたほうが結局はメリットも多くなります。自分や家族の未来を見据えて、長期優良住宅にしたほうがいいのかどうかをよく検討してみてくださいね。

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