
注文住宅の醍醐味は間取りを自由に決められる点ですが、0から間取りを作り上げるとなると、どのようなスタイルを採用すべきか悩んでしまう人も多いでしょう。また、実際に生活してから気づく失敗や後悔も多いです。今回は注文住宅でおすすめの間取りや失敗例、間取り決めのポイントについて解説するため、ぜひ参考にしてください。
目次
注文住宅の間取りでよくある失敗
これから注文住宅の間取りを決定する人は、よくある失敗例を把握しておくことで、満足度の高い間取りを作ることが可能です。ここでは、注文住宅の間取りでよくある失敗を6つ紹介します。
収納が少ない
収納は注文住宅における失敗の代表例とも言えます。そもそも収納が少ない・狭いという失敗はもちろん、収納の使いづらさに後悔する人も少なくありません。たとえばキッチンの収納ひとつをとっても、カップボードや吊り戸棚、床下の収納スペースなど、さまざまなスタイルが挙げられます。
何をどこに収納するのかを具体的にイメージながら収納スペースを確保することで、収納の失敗を解消できるでしょう。
コンセントが使いづらい
注文住宅で見落としがちなのはコンセントの数や配置です。家電の使用に不便がないよう多めに設置していたとしても、配置が悪ければ結局延長コードを使わなければならない可能性もあります。間取りと合わせて家具・家電を置く場所や携帯の充電場所などをおおまかに決めておくことで、コンセントの失敗を防ぎましょう。
玄関から部屋が丸見え
住宅の1階部分は、各部屋が玄関から見てどの位置にあるかも重要となります。玄関を開けたら目の前にトイレやお風呂、リビングがある間取りでは、玄関から出入りするとき・来客があるときにプライベートな空間がすべて見えてしまいます。
玄関からの視線をしっかりとチェックして、部屋が丸見えにならないよう配慮しましょう。
生活導線を意識していない
「洗濯機の位置と洗濯を干す場所が遠すぎる」「玄関から手洗い場、コートをしまうクローゼット、リビングまでがバラバラの場所にある」など、生活導線を意識できていなかったという失敗も少なくありません。
朝・帰宅後のルーティーンや家事の流れを意識して、生活しやすい間取りを選択してください。
エアコンの効きが悪い
リビング階段や吹き抜けは開放的でおしゃれに見える一方、エアコンが効きづらいというデメリットもあります。断熱性に優れた家づくりに強いハウスメーカーを選んだり、全館空調システムを導入したりといった対策を取ればある程度は解決できますが、その分初期費用がかさむ可能性も高くなります。
見た目のおしゃれさよりも省エネ性能を重視したい人は、エアコン効率も考慮しながら間取りを決めましょう。
トイレやお風呂の音が気になる
トイレ・お風呂を寝室の隣やすぐ上に配置すると、夜寝る際に水の音が気になってしまうこともあります。家の形やほかの部屋との兼ね合いでどうしても位置を変えられない場合は、寝室の防音性を高めるのがおすすめです。
注文住宅の間取りを決める際にチェックするべきポイント
注文住宅の間取りに関する失敗を防ぐには、間取り決定の際にチェックすべきポイントを押さえておくことが重要です。ここでは、間取りを決める際にチェックするべき3つのポイントについて詳しく解説します。
生活導線
日々のルーティーンや家事をする際の動きを考えて間取りを決定することで、無駄をなくした過ごしやすいマイホームを実現可能です。特に水回りなどはとにかく広ければよいというわけではなく、実際の動きや流れに合わせた適度な広さ・形があります。作業効率アップのためにも、生活導線を意識して間取りを決めましょう。
家の形
平屋建てと2階建て・3階建ての住宅では、可能な間取り・デザインなどが異なります。家の形やスタイルによってある程度間取りも絞られるため、まずは家の形に合わせた一般的な間取りがどのようなものであるかをチェックしましょう。
部屋数
マイホームに必要な部屋数は、ライフステージが変わるごとに変化します。子供が成長すれば子供部屋が必要となり、親が高齢になれば同居する可能性もあります。土地の広さや予算によって十分な部屋数を確保するのは難しい場合もありますが、状況に合わせて柔軟に対応できる間取りにできればベストです。
注文住宅でおすすめの間取りアイデア
注文住宅は自由度が高い分、素人には間取りを考えるのが難しく感じられます。ここでは子育て世代や共働き夫婦におすすめの間取りアイデアを紹介するため、ぜひ参考にしてください。
子育て世代は目の届きやすさが重要
小さな子供がいる家庭では、部屋と部屋の間の仕切りをなくし、すべての部屋が広く横につながっているようなデザインがおすすめです。どの部屋にいても子供に目と声が届くため、家事をしたいときにも安心して過ごせます。また、子供が成長してからも同じ空間で過ごすことで自然と会話が生まれ、良好な親子関係へとつながるでしょう。
共働き夫婦は家事効率にこだわるのが鍵
共働き夫婦はいかに効率よく家事を済ませるかが重要となります。洗濯機を回して干す、クローゼットにしまうまでの流れを素早く済ませられるようランドリールームを設置したり、お掃除ロボットの使用を前提とした設計にしたりするなど、家事効率アップにつながる間取りがおすすめです。
まとめ
今回は、注文住宅の間取り決めで失敗しないためのポイントや、おすすめの間取り例について解説しました。注文住宅の間取りを考える際は、よくある失敗を押さえた上で設計するのが重要です。コンセントの位置や生活導線、エアコン効率などは、実際に暮らしてみないと気づきにくい部分でもあります。マイホームでの暮らしをイメージしながら、細かな点まで丁寧にチェックしましょう。間取り決めの際は家の形やライフスタイルの変化なども考慮して、自分たちに合ったスタイルを見つけてください。
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